ブライダルローンは結婚式の費用を賄えない時の方法の一つです。
ただ、お金を借りることには変わりないので、利用を躊躇ってしまうこともあるかもしれません。
今回はそのような人たちのためにブライダルローンとはどんなローンなのかを見ていくこととします。
ブライダルローンを知る
結婚をする時に要する費用は結婚式や披露宴の費用のみならず、結納金、指輪を含めいろいろな費用がかかってくるものです。
当然、どこに力を入れるかによってかかってくる費用は異なるわけですが、いずれにしても安い費用とはなりません。
結婚式、新婚旅行、指輪に関しても安っぽいものとはしたくないでしょう。
そうなれば、現在の貯金ではまったく足りなくなってしまう可能性が出てきます。
結婚式を挙げるつもりでいても、資金を調達できない場合や、想像以上にお金が必要になってしまうケースは多いようです。
結婚式は一生に一度なので最高の式にしたいけど、そのための資金がないことで悩んでいる人々も少なくありません。
そのような状況の中で、最近は『ブライダルローン』を利用する人々が急増しているようです。
このローンは結婚に関する費用のすべてを借りることや、費用の何割かを借りることも可能となっています。
ブライダルローンは「目的ローン」の一種で、車を買う時の「マイカーローン」などと同じものと考えてください。
欧米においては多くの人が利用していますが、かつての日本ではあまり利用する人はいませんでした。
しかし、近頃は自分らにしかできない結婚式を挙げるために利用する人が多くなっているのです。
そして審査が緩めであり、他のローンより借りやすいことも利用者数を押し上げていると言えます。
どのような人が利用しているのか?
ブライダルローン利用のきっかけはどのようなものだったのでしょうか?
ここではブライダルローンを利用した人々の声をご紹介します。
費用を理由に質素な式とはしたくなかった
人生で一度きりのイベントだから、満足のいく式にしたかったため
突然、必要なお金が増えてしまった
結婚式間際にプランを変えたことなどで必要なお金が増えてしまったため
誰にも頼ることなく結婚式を挙げたかった
親などに頼ることなく、自分らだけで費用を賄いたかったため
貯金からは費用を出したくなかった
結婚した後の生活資金のために貯金は使いたくなかったため
結婚式の予定が未定の状態だった
入籍は済ませたものの、結婚に関する費用が足りず、結婚式が未定の状態だったため
ブライダルローンの良い点と悪い点
結婚に関する費用で困った時に助けとなってくれるのがブライダルローンです。
ここではブライダルローンの良い点と悪い点について見ていきます。
ブライダルローンの良い点
・結婚に関する費用を分割で支払うことで、一回あたりの費用負担を小さくできる
・費用の何割かをブライダルローンから支払うことも可能である
・分割での支払いができることから、結婚式を自分たちの理想に近いものとすることが可能
ブライダルローンの悪い点
・使い道が決まっていることから低金利ではあるが、審査が通りにくい
・お金を受け取るまでに時間を要するケースが多いため、要する費用を把握し、かなり前から申し込まなければならない
・借りたお金の他に金利分を支払う必要がある
ブライダルローンを取り扱っている場所
プライダルローンは、銀行のローンとカードローンに大別されます。
それぞれの特徴をご紹介します。
銀行でブライダルローンを利用する
銀行の場合は低金利であるため、総返済額がかなり低くなるといった非常に大きなメリットがあります。
ただ、低金利であることからさまざまな条件を設けている上、審査を通るのも容易ではありません。
ブライダルローンに積極的な銀行
楽天銀行、横浜銀行、千葉銀行、常陽銀行、東京都民銀行が挙げられます。
楽天銀行では目的型ローンブライダル、横浜銀行ではフリーローンネクストプラン、千葉銀行ではちばぎんブライダルローン、常陽銀行では常陽ブライダルローン、東京都民銀行ではフリーローンを利用することで資金の調達が可能です。
カードローンをブライダルローンとして利用
保証人、担保を用意することなく、利用が可能です。
正社員ではなくてもお申込みができ、お金を受け取るまでに時間がかからないのが魅力です。
ですが、金利が若干高いことから長期間借りてしまうと、支払いに苦労することとなってしまいます。
結婚資金目的で利用が可能なカードローン
三井住友銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行、オリックス・クレジット(カードレスVIP)、セゾンのローン百選(生活支援ローン)が挙げられます。
返済の見通しを立ててからお申込みを行う
今回は結婚関連費用の準備に困った際の一つの方法であるブライダルローンを取り上げてみました。
ブライダルローンは非常に便利で、自分たちの結婚式をよりよいものとすることが可能です。
近頃はブライダルローンを利用する人も増えているようですが、金利分を支払う必要があることも忘れてはいけません。
ブライダルローンを利用する際には返済の見通しを立ててからお申込みをするようにしてください。
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